子供を現地病院に連れて行った
TL;DR
はじめに、このエントリは情報提供のために書いたものではなく単なる日記です。 知りたい肝心の内容が抜けていても怒らないでください🙏 それから医療用語は僕がテキトーに訳している部分があるのでご指摘ください。
サンフランシスコ・ベイエリアで日本語の通じる病院
この地で暮らしていると、いかに僕が健康であろうとも*1子供が学校に行くための予防接種(Immunizaion)等で病院に行く必要があります。
カリフォルニア州は公立学校に通うためのImmunizationに厳格で、基本的に個人の信条や宗教上の理由による予防接種の免除(Exemption)を認めていません*2。
これは子を持つ親として大変心強く、日本もこうすればよいのにと思うのですが、日本できっちり予防接種を受けていてもまだいくつか足りないぐらい接種が厳格です。うちの子も入学前に駆け込みで5本も追加接種する必要がありました。
接種の記録(Immunization Record)は、なんだか黄色い所定の紙に州の認定医によるサイン付きで記録してもらい、各学区に提出する必要があります。
うちはSan Mateo市内にある日本ベイクリニック(Nihon Bay Clinic)という、お医者さまやスタッフのみなさん含めて完全に日本語の通じる病院にお世話になっています。
小児科の矢野先生と柏先生はご両名とも素晴らしい方で、非常に信頼しています。院長の紀平先生もホームドクターとして急を要さない日常のトラブルを全般的に診てくださいます。
はじめての現地病院
で、ここからが本題なんですが、次女の1歳の検診で心雑音(Heart Murmur)が疑われるので専門医に診てもらうように言われました。
これはどうしたって大ごとです。普段日常生活の英語にも事欠いているのにいわんや医学の専門用語をや。しかし娘の健康に関わるので必死です。紹介状を持ってMichael Griffin, MDを訪ねました。
カリフォルニア州はどうも、法律で通訳をつけてもらう権利が保障されているようです。
私の通っている病院ではトランスレーターサービスを無料で提供しています。受付の方に聞いてみてはどうでしょう?
— Hiro Nishimura ☁️ (@nishimurahiroko) November 8, 2018
両親も渡米後数年使ってました。
Calの法律で通訳をお願いする権利があったと思います。無料ですよ!うちは奥さんの診察時は必ずつけてます
— Tomoaki Imai (@tomoaki_imai) November 8, 2018
CAでは義務付けられているので少なくとも、電話通訳はどこの保険でもあると思います。保険会社によってはSF市内なら通訳者派遣してくれます。これらのコストで保険料が高くなっているわけではありますが、、、 https://t.co/Xq9TVg9qSW
— Yamotoshi / PM (@yamotoshi) November 8, 2018
受付で通訳をつけてもらうことは可能かお願いしたのですが、僕の保険ネットワーク(Aetna)*3では通訳をやったことがないからまずは保険会社に電話して、専用の電話番号をもらったらそれを伝えてくれたら対応すると言われました。
出社前に病院に来ていたので急いでいたのと、まあ僕はそれでも単語がわからなくても聞き直しながらやりとりする自信があったのでそのまま通訳なしで診察に挑んだんですが、これは受付の対応が微妙っぽいので妻と一緒に行くときはちょっとしっかり準備して保険会社にも連絡した上で臨もうと思いました。
ちなみにここは受付でクレジットカードをSecurity PIN込みですべて紙に書いて提出するように言われたので、職業上ちょっと抵抗があるとごねたらPINだけは書かなくていいよ!とか言われたのでそれで妥協するという一幕がありました。Dr. Michael Griffinは素晴らしい先生だっただけに残念。
Innocent Heart Murmur
次女は検査の結果、Innocent Heart Murmur(良性の心雑音)とのことで、現状深刻なものではないそうです。
今回は幸い、「心雑音」についてある程度知っていたのと、説明されたときの語彙も日常的なものだったので特に通訳なしで完全に意思疎通ができました。
具体的には、右心房・右心室から肺動脈に向かう部分が狭く、"Velocity*4が足りない" が、これは赤ん坊の個体差の範疇だし、肋骨もまだ小さいからだろう。2年後にまた経過観察しよう。先天的な心臓の疾患を疑う所見はない、とのこと。
うーん、この日記は特にオチはないんですが、次女が無事で良かったなあというのが1点。
もう1点が、英語には聞き逃して良いものとダメなものがあるということですかね。これは仕事でもそう、というか日本語でもそうだと思うんですが、やっぱ病名とかその状況は理解できないままやり過ごすわけにはいかなくて、すごい集中して聞く必要があるなぁと。そして聞き取れなくてもしつこく食い下がってハッキリさせる必要がありますね。
僕がこの地に来て一番感心したのが、カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリア周辺は特にそうだという認識なんですが、とにかく移民のもとに成り立っているからみんなちゃんとした英語しゃべれないことに寛容で、こっちがどれだけヘタクソでもちゃんとコミュニケーションを取ろうと歩み寄ってくれるんですよね。それからどんなにアホみたいな質問をしても誰も呆れたりしない。カンファレンスに行くと、マジで
「なにか質問は?」
「素晴らしい発表をありがとう!君の発表によると『バナナはおやつに含まれる』という理解なんだけと合ってるかな」
「いい質問だね!そのとおり!バナナはおやつに含まれる」
みたいなそれもう質問というか挨拶だよねみたいなやりとりを何度も目にする。これは架空の会話だけどこの感じめっちゃ伝わると思う。
最後ちょっと無茶苦茶になったけどいい経験になりました。次回、通訳をうまくつけられたら追記します。じゃあの。