JAIST東京サテライトの受講体制
北陸先端科学技術大学院大学(以下JAIST)東京サテライトの博士前期課程を修了し、現在は博士後期課程に在籍しています。 いまでもJAISTに関する質問は沢山いただくのですが、中でも「東京サテライトの授業はオンラインで受けられますか?」というのは非常によくあるので現況をまとめておきます。
1. 現状オフライン・オンラインのハイブリッド開催が多いです
端的に言うと、現状オフライン・オンラインのハイブリッド開催が多いです。
これは、
- 対面とオンライン配信
- 対面と授業録画
- オンラインのみ
の3パターンがあります。
1. 対面とオンライン配信
先生と学生は品川キャンパスで対面授業を行うが、その授業をリアルタイム配信するためオンライン受講も可能なパターンです。 オンライン受講の学生も先生とやり取り可能である点がメリットです。
2. 対面と授業録画
先生と学生は品川キャンパスで対面授業を行うが、その講義録画を後日オンライン配信するため希望する学生は後から受講できるパターンです。 オンラインの学生は先生にその場で質問をすることは不可能ですが、自分のペースで学修できる点がメリットです。
3. オンラインのみ
先生は石川本校、あるいは自宅からオンライン講義のみを行うパターンです。必然的に学生も自宅などで受講します。 講義録画が提供されるかどうかは授業によりますが、情報科学系の講義は(先生が録画を忘れない限り)99%講義録画も提供されると考えて問題ありません。
まとめると、現状は希望する学生は100%オンラインから授業を受けることが事実上可能です。
今後もオンライン受講し続けられるか
わかりません。
そもそも、COVID-19が始まる前まではJAIST東京サテライトは品川キャンパスにおける対面授業が基本でした。したがって「もしコロナ禍が明けるならば」という前提を置くと、おそらく対面に戻るのが大原則だと考えられます。 ただ、
- 「コロナ禍が完全に明ける」にはまだ何年もかかりそう
- 世界はオンラインで回ることを良くも悪くも人類が学んだ
ため、もしかしたらこの先ずっとオンラインというオプションは提供されるかも知れません。そうあるべきだと思います。
余談
COVID-19以前から、情報科学系の講義はほぼ必ず講義録画が提供されました。 情報科学系の講義は出席点などというものは存在しないので、対面で講義を受けようが受けまいが内容をちゃんと理解し提出物をきちんと出して定期試験で成績が良ければ満点を取ることが可能です。逆に言うと、出席点という救済措置がないため、対面で受講しようがしまいが容赦なく落とされます。まあこれは当然のことです。僕は小さい子供がいるので昔も今も講義はすべて録画を自分の好きなタイミングで観るようにしています(対面アクティビティが必須である講義を除く)。
こういった情報は本来東京サテライトのウェブサイトを見るべきなのですが、状況は流動的であるし、詳細情報は在学生向けの領域にしか公開されないため、進学に興味のある外部のみなさんのためにちょっと書いてみました。参考になれば幸いです。