中途覚醒担当大臣

歳のせいか、入眠して8時間ぶっ続けで寝ることが困難になってきた。大抵、入眠後5時間もすれば一度中途覚醒してしまう。 以前はそのまま一度トイレに行って、キッチンで水分補給だけして再入眠を試みていたが、すんなり夢の世界に戻れることはそう多くない。眠れないのでそのうちに携帯など見始めてしまい、2時間ほど無駄にすることもしばしばだった。

最近は目覚めた時点で躊躇なく起きてしまって昼間できなかったことをするようにしている。 僕の場合小さい子供が2人いて21時には一緒に寝るようにしているが、パパだけ2時ぐらいに目が覚める。理想的には4時半ぐらいまでぶっ続けで寝たいのだが、もうここでエイヤとベッドから出てしまう。そのまま、やりたかった本の自炊をしたり、読みたかった趣味よりの本を読んだり、今週のチェンソーマンをチェックしたり、嫌々博士課程の論文を調べたりしている。

そうこうしていると、これまた歳のせいか、午前5時ぐらいに再び電池が切れたように眠くなってくる。このタイミングを逃さずすっとベッドに戻る。すると不思議なことに日中の昼寝のように甘美な恍惚感に包まれてスムーズに再入眠することができる。そのまま、子の朝食を作る6時50分のアラームが鳴るまで60〜90分二度寝する。中途覚醒が午前1時とか、普段より早かった場合もためらわず同じことをしている。不思議なことに、二度寝ができれば日中の疲労感に大した体感の違いはないようだ。

中途覚醒してから焦って再入眠しようとしても寝付けないのに、一旦思い切って起きてしまって作業をしてから訪れる眠気は午睡と同じような約束された快楽なのは意外な発見であった。以来、中途覚醒からベッドを抜けることにためらいがなくなった。僕と同じような中年男性には何かの参考になるかもしれない。以上、中途覚醒担当大臣からの中間報告でした。